子育て中、「運動したいけど時間がない」と感じることはありませんか?

赤ちゃんのお世話をして、家事をして、仕事もして……。

いざ運動しようと思っても、赤ちゃんから「抱っこして!」と求められたら、なかなか自分の運動時間まで確保できません。

そこで今回は、赤ちゃんを抱っこしたまま、立った状態でできる10分間の全身運動を紹介します。

40秒×15種目、休憩なし。

ただし、息が切れるほど激しく追い込むのではなく、足踏みやステップ、スクワットなどを組み合わせて、抱っこしながら無理なく動き続ける内容です。

実際に1歳3か月の娘を抱っこしながら行っています。

文章だけでは動きが分かりにくいので、実際に運動するときはYouTube動画を流しながら一緒に行ってみてください。

▶︎ YouTubeで10分間一緒に運動する

赤ちゃんを抱っこしている時間を運動時間に変えよう

子育て中に運動を続けるうえで大きな問題になるのが、「運動する時間をどうやって作るか」です。

30分、1時間とまとまった時間を確保しようとすると、子育て中はなかなか難しいですよね。

だったら発想を少し変えて、

「抱っこしている時間を、そのまま運動時間にする」

という方法があります。

赤ちゃんを抱っこした状態で足踏みしたり、左右にステップしたり、無理のない範囲でスクワットしたり。

特別なトレーニング器具がなくても身体を動かせます。

今回使うダンベルは、約7.4kgの娘。

言ってみれば、「愛の重さ」が今日の負荷です。

もちろん、赤ちゃんはトレーニング器具ではありません。

赤ちゃんの安全と機嫌を最優先にして、親子で楽しめる範囲で身体を動かしていきましょう。

新生児だった娘も1歳3か月になりました

実は以前にも、娘を抱っこしながらできる運動をYouTubeで紹介しています。

そのときは、まだ新生児だった娘。

それから月日が経ち、今回の動画では1歳3か月になりました。

身体も大きくなり、自分で歩けるようになってきましたが、それでもまだ「抱っこして」と来てくれます。

▶︎ 新生児の頃の抱っこ運動はこちら
【パパ、ママ向け】赤ちゃんを抱っこしながらできるお腹痩せ筋トレ

こうして以前の動画と比べると、子どもの成長の早さを実感します。

抱っこできる期間は、長いようで意外と短いのかもしれません。

だからこそ、今しかない抱っこの時間を大切にしながら、自分の健康づくりにもつなげる。

今回の運動には、そんな意味も込めています。

今回は「40秒×15種目」を休憩なしで行います

今回の運動は、1種目40秒。

全部で15種類なので、運動時間は約10分です。

休憩なしでも続けられる強度にしています

「10分間休憩なし」と聞くと、かなりハードに感じるかもしれません。

しかし今回は、スクワットを10分間続けるような高強度トレーニングではありません。

少し負荷の高い運動の間に、

  • 足踏み
  • 左右への重心移動
  • ヒールタッチ
  • サイドステップ

などの比較的軽い運動を入れています。

つまり、完全に止まって休むのではなく、軽く動きながら回復するアクティブレストのような構成です。

赤ちゃんを抱っこしていると、立ち止まった途端に不機嫌になることもありますよね。

それなら止まらずに動き続けながら、親は運動してしまいましょう。

抱っこしながら行う15種類の運動

今回のYouTube動画では、次の15種類を40秒ずつ行います。

① その場足踏み

まずはウォーミングアップ。

その場で右、左と交互に足踏みします。

最初から膝を高く上げる必要はありません。

② 左右スウェイ

足を床につけたまま、右から左へゆっくり重心移動します。

膝を伸ばし切らず、軽く緩めて動きましょう。

③ サイドステップ

右へ一歩、足を寄せる。

次は左へ一歩、足を寄せます。

横方向へ身体を動かしていきます。

④ ワイド・サイドシフト

足を広めに開き、右膝、左膝を交互に軽く曲げます。

深いサイドランジではなく、左右へ浅く沈み込む程度で十分です。

⑤ 抱っこスクワット

お尻を後ろへ引きながらしゃがみ、立ち上がります。

赤ちゃんの体重が負荷になるため、無理に深くしゃがむ必要はありません。

⑥ 交互ヒールタッチ

右のかかとを斜め前へタッチして戻す。

次は左。

スクワットの後なので、少し強度を落としながら身体は動かし続けます。

⑦ カーフレイズ

両方のかかとを上げて、ゆっくり下ろします。

抱っこ中はバランスが変わるので、ふらつく場合は足幅を広くしてください。

⑧ 交互フロントステップ

右足を一歩前へ出して戻す。

次は左足。

ランジほど深く沈まず、歩くような感覚で行います。

⑨ スクワット+カーフレイズ

スクワットから立ち上がったら、かかとを上げます。

今回の運動の中では少し負荷が高くなるパートです。

ふらつく場合は、普通のスクワットだけでも構いません。

⑩ クロスバックタッチ

右足を左斜め後ろへ軽くタッチ。

戻したら、左足を右斜め後ろへタッチします。

大きく脚を交差させず、安定して行える範囲にしましょう。

⑪ ワイドスクワット

通常のスクワットより足を広くします。

膝とつま先をおおよそ同じ方向へ向けて行います。

⑫ 交互ニーアップ

右、左と交互に膝を持ち上げます。

膝を高く上げることよりも、身体を大きく反らさずリズムよく動くことを優先します。

⑬ サイドステップ+スクワット

右へ移動してスクワット。

立ち上がったら足を寄せ、今度は左へ移動します。

疲れてきたら、スクワットを浅くして構いません。

⑭ 小刻み足踏み

最初の足踏みより少しテンポを上げます。

ジャンプはせず、足を小さく速く入れ替えます。

⑮ ゆっくり左右スウェイ+呼吸

最後は再びゆっくり左右へ重心移動。

呼吸を整えながら10分間を終えます。

動きを文章で覚える必要はありません。

40秒タイマーに合わせて一緒に進められる動画にしているので、赤ちゃんを抱っこしたらYouTubeを再生して、そのまま一緒に始めてみてください。

▶︎ 【10分】抱っこしながら一緒に全身運動

抱っこ運動をするときに気をつけたいこと

通常の自重トレーニングとは違い、今回は大切な赤ちゃんを抱っこしています。

運動効果よりも、まず安全を優先してください。

赤ちゃんを大きく揺らさない

ジャンプしたり、勢いよく上下したりする必要はありません。

基本的には赤ちゃんを自分の身体に近づけて安定させ、親自身が足や股関節を使って動くようにします。

バランスを崩しそうな動きは小さくする

抱っこすると身体の重心位置が変化します。

クロスバックやカーフレイズなどでふらつく場合は、動きを小さくするか、その場で足踏みに変更してください。

痛みや体調不良があれば中止する

膝や腰などに痛みが出た場合は無理をしません。

産後は身体の回復にも個人差があります。

運動再開について医療専門職から指示を受けている場合は、その指示を優先してください。

そして何より、赤ちゃんが嫌がっていたら無理に続けないこと。

親子で安全に楽しめることが最優先です。

運動する目的は「痩せる」だけじゃない

「抱っこしながら痩せる」と聞くと、消費カロリーや体重減少に目が向きやすいと思います。

もちろん、ダイエットや体型維持も運動をする目的の一つです。

しかし、身体を動かすメリットはそれだけではありません。

将来の健康を守るためにも身体を動かそう

定期的な身体活動は、体力や筋力の維持に加えて、心血管疾患や2型糖尿病など、さまざまな生活習慣病のリスク低下にもつながります。

さらに、睡眠や気分など、身体だけでなく心の健康にも良い影響があります。

だから僕は、

「痩せるために一時的に運動する」のではなく、「健康でいるために身体を動かし続ける」

ことが大切だと考えています。

子どもが大きくなったときにも一緒に遊べる身体へ

子どもが1歳の今は抱っこ。

もう少し大きくなれば、一緒に公園を走ったり、ボール遊びをしたり。

さらに成長すれば、旅行やスポーツを一緒に楽しむこともあるでしょう。

そのときに自分自身が健康で、元気に動ける身体でいたい。

だから、忙しい子育ての中でも10分だけ身体を動かす。

今日10分運動したからといって、明日急に身体が変わるわけではありません。

でも、

10分+10分+10分……

と積み重ねていけば、それは未来の自分の健康につながっていきます。

僕はこれを**「健康貯筋」**と呼んでいます。

今しかない抱っこの時間を「親子の健康貯筋」に

新生児だった娘も、気づけば1歳3か月。

いつか「抱っこして」と言わなくなる日が来ます。

だったら、抱っこできる今はたくさん抱っこする。

そして、その時間を親子で楽しみながら、自分自身の健康にもつなげていく。

運動する時間がないから諦めるのではなく、今の生活の中に運動を組み込むことから始めてみてください。

赤ちゃんが「抱っこして」と来たら、ぜひこの動画を思い出してください。

抱っこしたら再生ボタンを押して、10分だけ一緒に身体を動かしましょう。

▶︎ YouTube動画はこちら
抱っこしながら痩せる!10分ノンストップ親子運動

親子で一緒に、未来のための「健康貯筋」をしていきましょう。

ABOUT ME
カズヤ
病院で理学療法士(リハビリ)として勤務。 共働き世帯が増えて行くなか、子育てや仕事を両立することが難しくなってると思います。そんな悩みを解決できるように主観だけではなく、書籍や今の仕事の知識をいかして客観的にも発信できないかと思い、執筆をしています。 絵を描くことが趣味でここにあるイラストは自分で描いているものになります。