はじめに

「お腹の脂肪を落としたいから腹筋を頑張っている」
このような方はとても多いです。

しかし、効率よく脂肪を燃やしたいのであれば、
優先すべきは腹筋よりも“脚のトレーニング”です。

今回は理学療法士・ピラティスインストラクターの視点から、
脂肪燃焼に効果的なスクワット4種目を解説します。

あわせて動画でも詳しく解説しています👇

腹筋だけで痩せるのが難しい理由

部分痩せは基本的にできない

「お腹だけ痩せたい」という気持ちは分かりますが、
脂肪は特定の部位だけを狙って落とすことは難しいとされています。

体脂肪は全身から徐々に減っていくため、
お腹はどうしても最後に変化が出やすい部位です。

腹筋は“支える筋肉”、脚は“動かす筋肉”

腹筋はとても重要な筋肉ですが、
構造的には薄く広がる筋肉(体幹の安定)が中心です。

一方で脚の筋肉は
・大腿四頭筋(前もも)
・ハムストリングス(もも裏)
・大臀筋(お尻)
など、体の中でも特に大きな筋群で構成されています。

筋肉量と脂肪燃焼の関係

腕と脚を合わせた「四肢の筋肉」は、
全身の骨格筋の大部分(約70〜75%)を占めるとされています。

つまり、脚を中心に動かすことで
一度に使える筋肉量が増え、結果として

👉 消費エネルギーが大きくなる
👉 脂肪燃焼効率が上がる

という流れになります。

脂肪燃焼におすすめのスクワット4種目

ここからは、実際におすすめのエクササイズを紹介します。
すべて立ったままでできるので、初心者の方でも取り入れやすい内容です。

① ノーマルスクワット(基本)

やり方
・足は肩幅
・つま先はやや外
・股関節から曲げる意識でしゃがむ

効果
・前もも(大腿四頭筋)
・お尻(大臀筋)

ポイント
・膝から曲げない(股関節主導)
・背中を丸めない
・足裏は3点(母趾球・小趾球・かかと)で支える

👉 脂肪燃焼の“土台”になる種目です

② ワイドスクワット(内もも強化)

やり方
・足幅を広くする
・つま先を外に向ける
・股関節を外に開く意識

効果
・内もも(内転筋)
・お尻
・股関節の安定性向上

ポイント
・膝が内側に入らない
・股関節から動く

👉 内ももが使えると「下っ腹」にも良い影響が出やすいです

③ ブルガリアンスクワット(高負荷)

やり方
・後ろ足を椅子などに乗せる
・前足に体重を乗せてしゃがむ

効果
・前もも
・お尻
・バランス能力

ポイント
・前足でしっかり踏む
・膝が内側に入らない
・上体はやや前傾OK

👉 片脚になることで負荷が一気に上がり、脂肪燃焼効率もアップ

④ スタンディングフットワーク(ピラティス)

やり方
・かかとを上げる
・膝を曲げる
・かかとを下ろす
・膝を伸ばす

この4動作を繰り返す

効果
・足部の安定
・姿勢改善
・股関節の使いやすさ向上

ポイント
・足裏全体で床を感じる
・真上に伸びる意識

👉 地味ですが“痩せやすい体の土台”を作る重要な種目です

トレーニングの目安

回数
・スクワット系:8〜12回で限界
・フットワーク:5〜8回

頻度
・週2〜3回

重要ポイント
・フォーム優先
・無理に回数を増やさない

まとめ

効率よく脂肪を燃焼させるためには、

・腹筋だけに頼らない
・大きい筋肉(脚・お尻)を優先する
・全身を連動させる

この3つが重要です。

今回紹介したスクワット4種目は、
脂肪燃焼だけでなく

・姿勢改善
・腰痛・膝痛予防
・基礎代謝の向上

といった効果も期待できます。

動画で一緒にやりたい方はこちら

実際の動きやポイントは動画で詳しく解説しています👇

最後に

「何から始めればいいか分からない」という方は、
まずはノーマルスクワットからでOKです。

無理なく続けることで、体は確実に変わっていきます。

ABOUT ME
カズヤ
病院で理学療法士(リハビリ)として勤務。 共働き世帯が増えて行くなか、子育てや仕事を両立することが難しくなってると思います。そんな悩みを解決できるように主観だけではなく、書籍や今の仕事の知識をいかして客観的にも発信できないかと思い、執筆をしています。 絵を描くことが趣味でここにあるイラストは自分で描いているものになります。