朝から体が重い。

寝たはずなのに疲れが取れない。

何となく不調が続いている。

それでも多くの人は、朝食を「とりあえず」で済ませてしまいます。パンとコーヒー、もしくは何も食べない。実はこの“朝の選択”こそが、その日一日の体調を大きく左右します。

私は理学療法士として9年以上働きながら、自身の身体と向き合ってきました。その中で行き着いた結論は、健康は特別なことではなく、朝食の質でほぼ決まるということです。

この記事では、私自身が毎朝実践している「腸と代謝を同時に整える朝食ルーティン」を、科学的な視点から分かりやすく解説します。


第1章|なぜ朝食が「体調の土台」になるのか

朝は、体にとって単なる一日の始まりではありません。

睡眠モードから活動モードへと切り替わる、ホルモンと自律神経のスイッチ時間です。

このタイミングで体内では、

  • 体温を上げる
  • 血糖値を安定させる
  • 内臓を動かす

という複数の調整が同時に行われます。

ここで誤った食事を選ぶと、

  • 血糖値が乱高下する
  • 内臓が目覚めない
  • 自律神経が乱れる

といった状態が起こり、午前中からだるさ・集中力低下・眠気につながります。

つまり朝食とは、

栄養補給ではなく「体内リズムを整える」

なのです。


第2章|私が毎朝必ず意識している3つの原則

私の朝食ルーティンで必ず守っている原則があります。


原則① 内臓を温めてホルモンを整える

起床直後にまず行うのは、南部鉄器で沸かした白湯を飲むことです。

睡眠中は体温が低下し、内臓の働きも落ちています。この状態で冷たい飲み物やコーヒーを入れると、内臓はさらに動きづらくなります。

白湯を飲むことで、

  • 胃腸の血流が増える
  • 体温が穏やかに上がる
  • 自律神経が活動モードに切り替わる

という準備が整います。

また、起床直後のコーヒーは覚醒ホルモン「コルチゾール」の自然な分泌を妨げることが知られています。そのため私は、起床から1時間半経ってからコーヒーを飲むようにしています。

また、南部鉄器で白湯を作ることで不足しがちな鉄分を補給することができるので一石二鳥です。


原則② タンパク質の吸収効率を最大化する

多くの人は朝食のタンパク質が不足しています。

私は味噌汁に、

  • ワカサギ
  • 納豆

を組み合わせ、朝からしっかりタンパク質を摂ります。

特に意識しているのが卵の調理法です。

火を止めた後の余熱で温める「温泉卵風」にすることで、タンパク質の変性が穏やかになり、消化吸収の負担が軽減されます。

タンパク質は筋肉だけでなく、

  • 代謝
  • 免疫
  • ホルモン

すべての材料になります。朝に不足すると、一日を通して体調が崩れやすくなります。


原則③ 腸内環境を朝に一気に整える

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、全身の調子に影響します。

私は味噌汁に

  • 納豆
  • おから

といった発酵食品と食物繊維を同時に入れています。

発酵食品は腸内細菌のエサとなり、食物繊維は腸の動きを促します。この2つを朝に組み合わせることで、腸のスイッチが入り、便通や代謝が整いやすくなります。


第3章|私の実際の朝食ルーティン

私の朝食は次のような構成です。

目的内容
内臓を温める白湯
良質な脂質バターコーヒー
タンパク質ワカサギ・卵・納豆
腸内環境味噌・おから
抗酸化玄米甘酒+ベリー+カカオ

ポイントは、

体温・ホルモン・腸・代謝を同時に整えること

一品一品は地味ですが、組み合わせることで一日の体調が安定します。

なお、この記事で紹介している朝食ルーティンの様子は、実際の生活の中で撮影した動画でも公開しています。文章だけでは伝わりにくい雰囲気や調理の流れは、こちらの動画の方が分かりやすいかもしれません。

第4章|節分の煎り大豆は「理にかなった間食」

節分といえば豆まきですが、私にとって煎り大豆は単なる行事食ではありません。

実は、栄養学的に見ても非常に優れた間食です。

大豆は、

  • 植物性タンパク質
  • 食物繊維

を同時に含む、数少ない食材です。

多くの間食は糖質や脂質に偏り、血糖値を急上昇させやすくなります。その結果、眠気や集中力低下、脂肪蓄積につながります。

一方、煎り大豆は噛み応えがあり、少量でも満足感が高く、血糖値が安定しやすい食品です。

休みの日の間食は煎り大豆をボリボリ食べて小腹を満たす。

行事をきっかけに、体に良い習慣を一つ増やす。

それが無理なく健康を積み重ねるコツだと考えています。


第5章|この朝食を続けて実感している変化

この朝食ルーティンを続けるようになってから、体調が明らかに変わりました。

具体的には、

  • 午前中の眠気が減った
  • 空腹による間食が減った
  • 便通が安定した
  • 体の重だるさが出にくくなった

といった変化を感じています。

これは特別なサプリや極端な食事制限をした結果ではありません。

毎朝、

  • 内臓を温め
  • 必要なタンパク質を入れ
  • 腸を動かす

という当たり前のことを積み重ねただけです。

健康は短期間で作るものではなく、

体に無理をかけない正しい選択を、毎日繰り返すこと

で作られていきます。


まとめ|健康は「特別なこと」ではなく「朝の選択」

多くの人は、健康のために何か特別なことを始めようとします。

しかし本当に重要なのは、

  • 毎朝、何を口に入れるか
  • どんな順番で体を目覚めさせるか

この小さな選択の積み重ねです。

私自身、理学療法士として多くの患者さんの身体を見てきましたが、体調が安定している人ほど、生活習慣がシンプルで無理がありません。

もし最近、

  • 朝から疲れやすい
  • 体調が安定しない

と感じているなら、まずは朝食を見直してみてください。

特別なことは必要ありません。

白湯を飲み、タンパク質を意識し、腸を動かす。

それだけで、体は確実に変わり始めます。

ABOUT ME
カズヤ
病院で理学療法士(リハビリ)として勤務。 共働き世帯が増えて行くなか、子育てや仕事を両立することが難しくなってると思います。そんな悩みを解決できるように主観だけではなく、書籍や今の仕事の知識をいかして客観的にも発信できないかと思い、執筆をしています。 絵を描くことが趣味でここにあるイラストは自分で描いているものになります。